30代、40代と年齢を重ねていくにつれて肌に透明感がなくなってきたと感じているなら、もしかしたら肌がくすんでいるのかもしれません。肌のくすみは原因に合わせて5つのタイプがあります。くすみのタイプの見分け方やタイプ別の正しい対策を解説しているので、肌の透明感をもう一度手に入れたい方はぜひ参考にしてみてください。
原因別のくすみタイプをチェック!
肌にくすみがあると、お顔全体の透明感やツヤがなくなり、本来の肌よりも暗く老けた印象になります。肌のくすみは体質や生活習慣などに原因があり、それに合わせてくすみも5つのタイプに分かれています。さっそく自分のお肌を鏡で見ながら、日頃の生活を思い出してチェックしていきましょう。最も多くチェックがついたタイプがアナタのくすみタイプです。
乾燥くすみタイプ
乾燥くすみはキメが乱れ、ハリのない状態によって光が均一に反射せず肌がくすんだように見えてしまうタイプです。乾燥くすみの原因は肌の乾燥ですが、洗顔などのスキンケアや生活の中に肌を乾燥させる習慣がかくれています。
肌の状態をチェック!
- ・肌の色が灰色っぽく濁っていて暗い
- ・笑ったりすると肌が突っ張る
- ・全体的に肌がカサついて粉を吹いている
- ・毛穴が目立つ
- ・肌が荒れやすい
生活習慣をチェック!
- ・空調の効いた室内で過ごすことが多い
- ・水分をあまりとらない
- ・コーヒーやアルコールをよく飲む
メラニンくすみタイプ
メラニンくすみは、肌で茶色っぽいメラニン色素が大量につくられることで肌全体が褐色にくすんで見えるタイプです。メラニンくすみの主な原因はメラニンの産生を促す紫外線や摩擦などの肌への刺激ですが、つくられたメラニンをスムーズに排出できないことも肌をくすませる原因のひとつです。
肌の状態をチェック!
- ・肌が茶色っぽいような黒っぽいような色
- ・しみが多い
生活習慣をチェックしてみましょう!
- ・普段からあまりUVケアをしていない
- ・アウトドア活動が好き
- ・よくスクラブ剤でマッサージなどをする
血行不良くすみタイプ
血行不良くすみは、顔の毛細血管が青く浮き出て肌全体が青暗い色に見えるタイプです。お顔だけでなく全身の血行が悪くなりがちで、手足が冷たい冷え性の方や足がむくんでいる方に多いでしょう。
肌の状態をチェックしてみましょう!
- ・赤みがなく青っぽい暗さがある肌
- ・目の下に青くまができている
- ・まぶたなど顔がむくみやすい
生活習慣をチェックしてみましょう!
- ・デスクワークでほとんど身体を動かさない
- ・お風呂はシャワーで済ませることが多い
- ・冷たい飲み物が好き
糖化くすみタイプ
糖化くすみは、大量に摂取した糖分が肌のたんぱく質を黄色く変色させて黄みがかった肌になるタイプです。身体の中に取り込んで余った糖分は、肌にあるコラーゲンやエラスチンと結びついてAGEs(最終糖化生成物)を産生する「糖化」を起こします。AGEsは黄褐色で肌を老化させる物質です。
肌の状態をチェックしてみましょう!
- ・肌が黄み帯びていて透明感がない
- ・しみがある
- ・肌の弾力やハリが少ない
生活習慣をチェックしてみましょう!
- ・パンやパスタなどの炭水化物をよく食べる
- ・間食は甘いお菓子やジュース
- ・食事を摂らないことがある
角質くすみタイプ
角質くすみは、肌のターンオーバーが低下して角質が溜まり、厚みを増していくことで透明感がなくなるタイプです。ターンオーバーのサイクルは加齢によっても遅れますが、疲れや睡眠不足、偏った食事などでも起こります。
肌の状態をチェックしてみましょう!
- ・肌の表面がゴワゴワしている
- ・肌に柔らかさがない
- ・しみがある
生活習慣をチェックしてみましょう!
- ・睡眠時間が少なく、時間も不規則
- ・趣味などストレス発散する時間がない
- ・外食で好きなものばかり食べている
自宅でできるタイプ別のくすみ対策
のくすみタイプが分かれば、原因に合わせたケアが自宅でできます。以下ではそれぞれのくすみタイプ別に対策を解説していますので、できることから始めてみましょう。
乾燥くすみは保湿ケア
肌を乾燥させないために、クレンジングや洗顔料にはアミノ酸やヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているものを選びましょう。
洗顔後はすぐに化粧水や乳液で保湿をして、普段から肌がカサカサしているところには、クリームやオイルで油分をプラスします。
また、部屋の空気が乾燥しているときには水分をこまめに摂ったり、加湿器をデスクに置いたりするのもいいでしょう。カフェインやアルコールは利尿作用があるため、肌に必要なビタミンやミネラルまで失ってしまいます。水分補給は水やお茶にしましょう。
メラニンくすみは正しいスキンケアとUV対策
美肌のためにマッサージや洗顔を念入りに行っているつもりでも、実際には肌を傷つけてメラニンの産生を促すことにつながります。
クレンジングや洗顔は、弾力性のあるジェルや泡を使って洗うのがポイントです。水分を拭き取る際にも、ゴシゴシ擦るのはNGです。水分を吸収させるようにタオルでやさしく押さえましょう。
紫外線を浴びた肌ではメラニンが大量に産生されます。ずっと室内にいる日、曇りや雨の日でも日焼け止めクリームは必須です。普段外出しない方は、肌への負担を抑えるためにSPF15~35程度・PA++までのアイテムを選びましょう。
血行不良くすみは身体を温める習慣
血行を改善するには、入浴や軽い運動です。熱いお湯に浸かったり激しい運動をしたりすると、身体にとっては負担になります。1日に数回、じんわりと身体を内側から温める習慣を取り入れましょう。
食事面で生姜や唐辛子などのスパイスや、身体を温める根菜類を取り入れてみるのもいいでしょう。身体を冷やす食べ物や飲み物はできるだけ避けましょう。
糖化くすみは食事のとり方
肌の糖化を防ぐためには、急激に血糖値を上げないことが重要です。炭水化物や糖分の多いおやつを控え、空腹時には糖分を摂らないようにします。野菜から食べ始めると糖分の吸収を抑えます。糖分を摂り過ぎたときには、身体を動かしてエネルギーとして消費させましょう。
角質くすみは十分な休息
疲れやストレスは、肌のターンオーバーが乱れる原因です。忙しくてもリラックスやリフレッシュの時間をつくりましょう。また、適度に身体を動かすと血行が良くなって、肌の代謝がアップしターンオーバーもスムーズになります。
今すぐ始めたい!肌のくすみを解消する施術をご紹介
肌のくすみに対しておこなうのは、肌のターンオーバーを正常化する治療や美白治療がメインです。肌に蓄積したくすみの素となるメラニンやAGEsなどの老廃物を排出させて、お肌をクリアな状態へと導きます。
マッサージピール
特殊なピーリング剤が肌に浸透し、ターンオーバーを促すことで蓄積した老廃物(メラニン、角質、AGEsなど)を排出して、くすみをケアします。また、美白成分のコウジ酸がメラニンの生成を抑えて、くすみにくい肌へと導いてくれます。
ジェネシス
ジェネシスはレーザーピーリング効果があり、肌表面の古い角質を除去してくれ角質くすみやメラニンくすみに効果的です。また、血管にも作用するレーザーで血行促進もできるので、血行不良くすみも改善でき肌に透明感がでます。
イオン導入
美肌の有効成分のビタミンCやトラネキサム酸をイオン化して肌へ導入し、メラニンの生成を阻害しつつ肌で糖化を起こす邪魔をします。肌が潤って、乾燥くすみや角質くすみにも効果的です。
ライムライト
ライムライトは肌の表層に働きかけて、メラニンの排出を促します。また、コラーゲンの生成も促されてターンオーバーが活発になり、肌をクリアにしつつキメやハリも出ます。
まとめ
日頃のスキンケアを意識しながら肌のくすみをケアしていると、自然と肌全体の質感が変わってハリや潤いのある若々しい肌になります。「もっと早く効果を感じたい」「もっと透明感が欲しい」という方は、銀座肌クリニックの美容治療を受けて、さらに美しい肌へと磨きをかけてみませんか。