高い美容液やエステのフェイシャルケアを受けても肌の悩みが解決しないときには、美容クリニックのフォトフェイシャルを試してみませんか。数ある美容施術の中でも、シミやしわ、たるみなどさまざまな肌トラブルにうれしい効果が期待できます。フォトフェイシャルを知らない方のために、施術回数やダウンタイム、機種の種類と選び方など詳しく解説します。また、フォトフェイシャルをやめるとどうなるのかについても説明しているので、気になる方は最後まで読んでみてください。
フォトフェイシャルとは?美肌になれる理由
フォトフェイシャルは、IPLという美肌作用のある特殊な光を肌に照射して、複数の肌トラブルに働きかける美肌治療です。
フォトフェイシャルの効果
肌に照射した光がメラニンやヘモグロビンなどの色素を破壊してシミやニキビ跡を改善し、さらに肌のターンオーバーを促して肌全体のハリやキメも整えます。回数を重ねることでターンオーバーが正常化して、健康的で美しい肌を維持できるとともに乾燥や年齢の変化にも負けないエネルギーに満ちた肌をつくれます。
フォトフェイシャルがおすすめの人
赤ら顔や肌のくすみ、乾燥肌、全体的なハリ不足など広範囲の肌トラブルをお持ちの方、毛穴の開きやシミ・ニキビ跡、繰り返すニキビのように部分的な肌のお悩みを抱えている方、どちらの肌にもアプローチできます。
シミでいえば、顔のいたるところに薄いシミがある場合や、そばかすとシミが混在している、全体的に肌のくすみが気になるという場合には肌の変化を感じやすいでしょう。
敏感肌の方は、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまうので、使用できる化粧品や受けられる美容施術も限られてしまいますが、フォトフェイシャルなら症状を改善することができます。
フォトフェイシャルは何回で効果が出る?
フォトフェイシャルは1度の施術でもシミや肌のキメ、質感の違いを実感できますが、1ヶ月に1回のペースで4~5回施術を受ければ、シミやしわが改善しされ、さらに再発しにくい肌になります。
フォトフェイシャルができる機器はたくさんあり、機器によって肌へのアプローチの仕方が異なるので、症状改善までの回数や経過にも多少の差が出ます。ただ、どんな機種でも効果を確認するためには最低でも5回は照射することです。継続して受けていると全体的な肌質や色味が均一に整い、根本的な肌質改善につながるでしょう。
フォトフェイシャルのダウンタイム、レーザーとの違い
フォトフェイシャルはレーザーよりもパワーが弱く、広範囲に照射します。施術直後でも特別な制限はなく、いつも通りに生活でき、レーザー治療のようにシミの部分を保護する必要もなく、そのままメイクもできます。ただし、刺激にとても弱い状態なので、施術期間中は摩擦と紫外線は避けるのがポイントです。
また、フォトフェイシャルは2~3日たったころに肌全体にハリやキメがあらわれ始め、お化粧ノリで効果を実感される方が多いです。シミの経過はレーザーと似ていて、1週間ほどでメラニンが肌の表面に浮き上がってかさぶたになり、剥がれ落ちるまでは照射から10日ほどかかります。
フォトフェイシャルとレーザーどっちがいい?
フォトフェイシャルは肌への負担を抑えたマイルドな出力で、さまざまな肌のお悩みにアプローチしてくれます。レーザーと比べるとダウンタイムが短く、ヤケドなどの副作用もほとんどありません。広範囲の肌トラブルや肌の悩みをいくつも抱えているならフォトフェイシャルがおすすめです。
しかし、濃いシミに対して光は即効性がなく、複数回の施術で徐々に改善します。濃いシミを早く消したい・シミの治療だけがしたい場合にはレーザー治療が適しています。
フォトフェイシャルの種類
エステではフォトフェイシャルによく似た光を使った施術があります。フォトフェイシャルの半額以下で施術を受けられますが、医療用と同じような高い効果を期待してはいけません。エステで受ける光フェイシャルは出力が低く、肌への作用が不十分です。肌の変化を感じにくく、よりたくさんの施術回数が必要になって費用ばかりがかさむこともあります。肌への安全性も気になります。
医療機関で扱うフォトフェイシャルは医療用機器で「M22」や「アクネライト」などが代表的です。肌への効果や費用、使い勝手などからクリニックごとに異なる機器を導入しています。
【代表的なフォトフェイシャルを紹介】
M22:数種類のフィルターを使い分け、複雑な肌トラブルの治療が可能です。痛みが少なく複数の症状に効率的にアプローチします。
オーロラ:高周波のRFと光を併用してコラーゲンの増生が得意です。肌表面のお悩みに効率的に働きかけます。
アクネライト:治しても繰り返すニキビの治療に特化しています。ニキビ跡や酒さなどお顔の赤みにも有効です。
波長の違いやフィルター使い分けなどで、得意な治療や施術時間、ダウンタイムなどに細やかな違いがあります。お悩みやご要望に適した機種が選択できると、肌への効果をしっかりと感じられて治療中も快適に過ごせるので続けやすいでしょう。
銀座肌クリニックのフォトフェイシャルはライムライトとアキュチップ
実は、一般的なフォトフェイシャルは肝斑などの薄いシミやピンポイントの治療には向いていません。しかし、銀座肌クリニックのフォトフェイシャルには、これらのデメリットをカバーした機種を導入しています。ほかの美容クリニックでは満足できなかった方にも、喜びの声をいただいております。
ライムライト
ライムライトは日本人の肌に適した照射ができ、刺激がマイルドで痛みに弱い方でも受けやすいのが特徴です。フォトフェイシャルの多くは白人用に開発されていて、日本人の肌には痛みなどのストレスをともなう照射となり、肌色に近い薄いシミにはうまく反応できません。
一方、ライムライトの光は色素の薄いシミやくすみも取り去る「フォトブライト治療」ができ、肌内側の透明度を高めて輝くような素肌に近づけます。そばかすの治療にも用いられ、赤ら顔や毛穴の開きにも有効です。
「フォトフェイシャルで肝斑が濃くなった」と聞いたことがあるかもしれませんが、照射によるダメージが大きいと色素沈着を起こして悪化させてしまうリスクがあります。ライムライトは日本人の肌への負担が少ない照射が得意で、肝斑に対しても効果的に治療ができます。
アキュチップ
アキュチップは照射スポットが6mm程度と小さく、狙ったシミや赤みだけにスポット照射ができるのが特徴です。広範囲の照射が得意なフォトフェイシャルの中ではかなり珍しく、色素の薄いシミや米粒大の小さなシミひとつひとつに照射して高い効果を発揮します。
また、凹凸が多い頬や鼻の周りももれなく照射でき、小鼻の周りやニキビ跡の赤みにもピンポイントショットで治療可能です。
銀座肌クリニックではライムライトやジェネシスなど全顔施術をしたあとに、アキュチップで気になるシミだけに追加照射をしていきます。単体でもシミを改善できますが、照射した部分だけが白くなることがあり、不自然な色ムラを防ぎます。
フォトフェイシャルをやめるとどうなる?
フォトフェイシャルをやめると「元の肌に戻ってしまうのではないか」「肌が一気に老化しそう」と不安に感じる方がいるかもしれませんが、受けてきた施術は決してムダにはなりません。
フォトフェイシャルをやめたからといってすぐに元の肌に戻ってしまったり、悪化したりすることはありませんが、肌はそもそも日々老化しています。肌の状態を維持していたフォトフェイシャルをやめると、数ヶ月や数年単位で新しく小じわやシミは出てくるでしょう。
フォトフェイシャルを継続していた肌は、老化スピードを遅らせてしばらくの間はハリやツヤをキープしていきます。月に1回のペースで5回の施術を受けたあとに施術をやめると、肌の状態が改善されたところから徐々に老化していくため、全く何もしないでいた肌よりはキレイな状態でいられるはずです。
フォトフェイシャルを受けていない期間も保湿や紫外線対策を続けていき、肌の状態が気になり始めたら施術の再開を検討してみましょう。