医療脱毛にはメリットがたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。これらをしっかり踏まえておくことで、安心して施術が受けられるはずです。不安や疑問を解消し、納得して脱毛をスタートできるように、医療脱毛のメリットデメリットを解説します。
医療脱毛のメリット
医療脱毛を受けると、さまざまなメリットがあります。医療脱毛だからこそ得られる代表的な5つのメリットを紹介します。施術を受けると自分にどんないいことがあるのか、チェックしていきましょう。
自己処理の手間が省ける
医療脱毛では医療用レーザー脱毛機を使用し、毛根の再生機能を破壊して脱毛します。破壊されたところからは高い確率でムダ毛が生えてこなくなり、たった1回の施術でも自己処理の回数が減ったと感じる方も多いです。
つまり、脱毛が完了したあとはカミソリや毛抜きで毛の処理をする必要がなくなり、体力と時間をムダ毛で消費しなくてもよくなります。自己処理を頻繁に行っていた方ほど、脱毛後は生活がかなり楽になったと感じるでしょう。
脱毛完了まで短期間
部位や毛量、毛質によっても異なりますが、適切な出力とタイミングで照射すれば効率的に毛を減らせ、5回程度で脱毛が完了できることがあります。
エステサロンで受けられる脱毛では、毛の生えるスピードを遅らせるほどのダメージしか与えることができず、何回施術を受けても脱毛が完了することはありません。
施術によって毛が生えなくなる医療脱毛は、細胞の機能を変えるダメージを与えるため医療行為になります。医師と看護師が肌質と毛質から適切なレーザーを選択し、施術時の状態に合わせて出力を調整しています。
肌がきれいになる
カミソリや毛抜き、除毛ワックスなどの自己処理は肌にダメージを与えてしまいます。ときには肌が傷つき、そこからばい菌が入って毛嚢炎(もうのうえん)になったり、頻回な自己処理の刺激で肌が黒ずんだりします。
医療脱毛でムダ毛をなくすことで自己処理の手間を省くことができます。また、自己処理の回数が減ることで肌を傷つけることもなくなり、黒ずんでいた肌のトーンが明るくなりトラブルも減ります。これにより、メイクのノリや肌ざわりが良くなって、素肌への自信もつきます。
肌トラブルに医師が対応
脱毛施術中に心配なのが、やけどや痛み、肌荒れなどの肌トラブルです。とくに、肌が敏感な方や乾燥肌の方はレーザーの刺激を想定より強く受けてしまう可能性があります。
医療脱毛はクリニックで医師または看護師が施術を行います。また、施術前に医師が一人ひとりの肌を診断し、肌へのダメージを考慮した出力で照射を行うため、肌トラブルをできるだけ減らしながら効果的に施術することが可能です。痛みが心配なときには麻酔で痛みを和らげることができ、もしもトラブルが発生したときにも、すぐに医師の診察と適切な処置が受けられます。
衛生管理がされている
VIOなど脱毛パーツによっては衛生面が気になる方もいらっしゃるでしょう。医療脱毛では、肌に触れる機器や備品すべてに医療機関で行っている消毒を行い、血液や汗などが付着しやすいシーツやシェーバーの刃は一人ひとり使い捨てで交換しています。
ウイルス感染対策も医療機関のレベルに基づいた方法で行い、スタッフは医療従事者で感染予防に関する知識も備えているため安心していただける環境です。
医療脱毛のデメリット
医療脱毛にはいくつかデメリットもあります。脱毛施術のカウンセリングを受けていると、メリットだけを詳しく説明して不利益はほとんどないと説明されない場合があるかもしれません。そこで「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、デメリットの内容もしっかり把握しておきましょう。
レーザー脱毛による肌トラブルのリスク
医療脱毛はレーザーを当てるため、照射するたびに痛みを感じます。また、自己処理やサロンが行う脱毛施術でも痛みや肌トラブルのリスクがあるのは同じです。
レーザーは肌への刺激が強く、「やけど」や「毛嚢炎」になる可能性もゼロではないのです。しかし、知識が豊富な医師や看護師が出力を調整しているため、トラブルの発生をある程度は予防できます。産毛が太くなったり濃くなったりする「硬毛化」などもまれではありますが、発生する可能性はあります。
今は新型のレーザー脱毛機が増え、痛みを抑えたレーザー照射が可能になっていますが、美容クリニックも常に新しい機器を導入しているわけではありません。リスクのない施術を求めるより、トラブル発生時にどういう対応があるのかを確認しておくことが大切です。
費用が高い
医療脱毛はコースで契約すると数万円から数十万の費用がかかります。自己処理やエステサロンの美容脱毛と比べると、医療脱毛の施術料金は高く設定されていることが多いです。全身脱毛など脱毛範囲が広くなるほど費用も高くなり、金銭面で悩んでしまうことも多いようです。
しかし、ほかの脱毛ではムダ毛が生え続けるため定期的に処理をしなければならず、半永久的に費用が発生します。
専門職の高い技術と高品質な施術が受けられ、完了後は施術やムダ毛処理が不要になり費用も発生しないことを考慮すれば、医療脱毛のコスパはかなりいいでしょう。
白髪の脱毛はできない
医療脱毛はメラニンの黒い色素に反応して脱毛するレーザーを使用するため、色素の薄い産毛や白髪にはレーザーが反応できずうまく脱毛できません。白髪を脱毛できる方法は針脱毛しかなく、強い痛みを伴ううえ費用も1本単位で算定されます。
白髪のある状態では1本残らずツルツルに脱毛するのは困難です。できるだけきれいに脱毛したいなら、頭髪に白髪が増えてくる前に脱毛が完了するように計画しておきましょう。
知識があればデメリットは怖くない!
以前に比べると脱毛にかかる費用は全体的に下がっており、脱毛完了後のメリットを実感している人は、医療脱毛をして良かったと満足しているケースが多いです。
ほとんどのクリニックではリスクの発生を予防する取り組みがされ、効率的に脱毛できるようにスケジュールを調整してくれます。しかし、どんなに医療者が努力しても100%の確率でトラブルが起こらないという保証はありません。脱毛施術を受ける側もスキンケアや生活に気を付けることで肌トラブルなどのリスクが発生する確率を減らすことができます。
肌トラブルが起こるリスクや費用の高さが気になると、施術に対して不安になってしまうかもしれませんが、医療脱毛にはその費用に見合った高い効果と安心感が得られます。もしムダ毛処理で悩んでいるなら、メリットが多い医療脱毛を受けないのはもったいないといえます。
医療脱毛への心配が大きくなる前に、気になっているクリニックのカウンセリングで詳しい説明を受けてみましょう。