Q1.顔全体に細かくできているシミはそばかすですか？

そばかすは細かいシミが顔の中心部に散在しているのが特徴で、比較的ほかのシミと見分けやすいのですが、シミにはさまざまな種類があります。自己判断でケアを行うと悪化させてしまう可能性もあるので、カウンセリングで医師に直接診断してもらうのが確実です。

Q2.そばかすの治療には何回通院が必要でしょうか？

そばかすは1回の施術でも薄くなったと感じられますが、定期的に5回ほど施術を続けるのがおすすめです。フォトブライト効果によって肌の微妙な色調の違いを均一に仕上げ、再発予防も期待できます。ぜひ何度か継続して効果を実感してください。

そばかすのない自分に出会える！シミとの違いや美白治療についてご紹介

2023年2月28日2024年8月16日

そばかすのない自分に出会える

幼い頃にはかわいいイメージだったそばかすが、思春期以降にはコンプレックスに変わってしまう方もいらっしゃいます。そばかすはセルフケアだけではうまく消せませんが、美容医療なら“そばかすのない素肌”に出会えます。さあ、今からでも遅くはありません。そばかすの治療を始めましょう。

そばかすとは

そばかすとは幼少期にも発症する小さな茶色いシミです。細かいシミが広範囲に散在している様子がスズメの卵の柄に似ていることから、医学的に「雀卵斑（じゃくらんはん）」とも呼ばれます。

発生には遺伝が関係していて、親にそばかすがあると子どもにもそばかすができる確率が高いです。幼い頃のそばかすはチャームポイントになりますが、成長するとともにシミのない肌への憧れが強くなってコンプレックスへと変わっていくケースがあります。

そばかすの症状

そばかすは小さな茶色いシミが散らばったようにできます。多くは、両ほほや鼻といった顔の中心部にできますが、胸元や腕、肩、背中など肌を露出して紫外線をよく浴びた場所、つまり人目に付きやすい部位にできやすいです。

多くの方が5～6歳の幼児期あたりから発症し、年々数が増えて思春期に濃くなり悪化したように見えるため、心配になって治療を希望されることがよくあります。ただ、大人になると徐々に薄くなっていくことがあり、そのまま自然と消えていくこともあります。

幼少期に発症しなかった場合には大人になってから紫外線の刺激で発症するケースもあり、春から夏の紫外線が強い時期には色が濃くなり、秋から冬には薄くなるのが特徴です。

そばかすの原因

遺伝
紫外線
ストレス
女性ホルモンのバランス

そばかすができる原因は遺伝が主ですが、紫外線やストレス、女性ホルモンのバランスの変化なども発症のキッカケや症状の悪化につながります。

そばかすができやすい人の特徴

肌の色が白い人

白人は「フェオメラニン」という赤や黄色の明るい色素が優位な体質で、そばかすを発症する割合が多いとされています。日本人でもフェオメラニンが多い人はもともとの肌が白く、そばかすができやすい傾向があります。

紫外線対策をしていない人

そばかすは、紫外線の影響によって症状の悪化や改善が見られます。アウトドアなどで紫外線を浴びる時間が長い人ほど、そばかすができやすく濃くなりやすいでしょう。

ターンオーバーが乱れやすい人

紫外線の影響でそばかすができてしまったときには、肌のターンオーバーを整えるとメラニンの排出がスムーズにできて目立ちにくくなります。ストレスの蓄積や睡眠不足、生理周期などで、ホルモンバランスが乱れていると、ターンオーバーが滞ってそばかすを発症・悪化させてしまいます。

そばかすと一般的なシミとの違い

シミにはたくさんの種類がありますが、そばかすもシミのひとつに分類されています。しかし、そばかすは生まれつきの体質が影響していて、セルフケアで発生を防ぐのが難しい点で一般的なシミとは別物です。

	そばかす	一般的なシミ
サイズ	1～4mm	5mm以上
形状	左右対称に散在	片側に広がる
発症しやすい時期	幼少期や思春期	40代以降
主な原因	遺伝、紫外線	紫外線、加齢

そばかすとシミとの大きな違いは、発生のメカニズムです。遺伝で発生するそばかすに対して、一般的なシミは紫外線や加齢による肌の変化によって発生します。

そばかすもメラニン色素の茶色でつくられていて、肌の摩擦や紫外線で発症・悪化する点ではシミと同じです。肌を刺激し過ぎないように普段の生活に気を付けていれば悪化を防げます。

そばかすと肝斑の違い

肝斑は、そばかすと同じく顔の中心部にできるシミのひとつです。米粒大のシミが散在しているそばかすとは形状が異なり、シミの境界線が明瞭ではなく、薄っすらと広範囲に広がっています。

肝斑はそばかすのように遺伝的な要素はなく、生理や妊娠・出産、ピルの服用など女性ホルモンの変動に大きな影響を受けます。

そばかすの悪化を防ぐには

そばかすの発生を予防するのは難しいですが、メラニンを増やさないように注意して生活していれば症状の悪化を防げます。

紫外線対策

直射日光を避けつつ、積極的にUVカットアイテムを活用します。秋から冬には症状が改善しますが、オールシーズン紫外線対策をすることで、そばかすを薄くできます。

紫外線は晴れの日だけ発生しているのではありません。晴れの日より紫外線量が少ないとはいえ、雨の日でも屋内でも毎日紫外線対策を行うのは大切です。

スキンケアの見直し

肌へ刺激を与えると、メラノサイトが肌を守るためにメラニン色素を大量につくってしまうため、スキンケアの際にこすったり乾燥させたりしないように心がけましょう。クレンジングやマッサージも肌には負担になっていることもあるので要注意です。また、ビタミンCやトラネキサム酸を配合した化粧品は濃度もチェックしましょう。

生活習慣の改善

ストレスの蓄積や女性ホルモンのバランスが崩れると、肌のターンオーバーが乱れてそばかすが濃くなります。ターンオーバーは成長ホルモンでも促されます。疲れやストレスを溜め込まないようにして、生活リズムを整えるのも有効です。また、ビタミン類を積極的に取ることで、ターンオーバーをサポートできます。

そばかすの治療がおすすめの方

紫外線対策をしてもなかなか改善しない
そばかすをメイクで消している
そばかすが濃くなり、増えているのが気になる
生活習慣の改善などが面倒

そばかす治療の流れ

そばかすだと思っていても、ほかのシミが隠れていることもあります。それぞれに適した治療があり、効率的に美白にしたいのであれば、専門のクリニックでカウンセリングと診察を受けるようにしましょう。

カウンセリング・肌診断

問診表をもとに女性カウンセラーがお肌のお悩みや普段のスキンケアについてヒアリングを行います。施術についての詳しい内容や予定について説明を行い、医師が実際に肌の状態を診察してそばかすの治療やリスクについてご提案をいたします。

洗顔・クレンジング

IPLなどがしっかりと肌の奥に作用するように、肌表面の汚れを落としておきます。

施術

ベッドに横になっていただき、スキンチェックを行います。ゴーグルを着用して眼を保護し、照射部にジェルを塗るなど準備をします。当日の肌に合わせた出力に調整してから照射します。

アフターケア

ジェルを拭き取ってメイクをしたらご帰宅いただけます。施術後は肌が敏感になっているので、保湿ケアと紫外線対策は丁寧に行っていただきます。パウダールームにはドクターズコスメを常備しておりますのでご自由にご利用ください。使用方法やご購入についての説明は、ご希望された方にのみ行っております。

ライムライトの治療

銀座肌クリニックでは、そばかすの治療にライムライトを使用しています。色素の薄いシミに高い効果が認められていて、肌全体の色調を均一に仕上げるフォトブライト治療が得意です。

フォトブライトの効果

フォトブライトは少しの色調の違いにも反応して、顔全体を色むらのない均一なトーンに整えていきます。日本人の肌は色白肌から色黒肌まで色調のバリエーションが豊富ですが、それぞれに適した照射ができ、見逃してしまいそうな薄いシミもクリアにします。

そばかすの症状を改善させるにはライムライトを複数回照射していく必要があります。3～4週間おきに5回程度施術するのがおすすめで、肌の奥に潜んでいる薄いメラニンにもしっかりと作用してくれます。つまり、将来的にシミやそばかすになるメラニンを先に排出して、そばかすの再発を予防できるのです。

治療経過

濃いシミの部分は照射後3～4日で薄いかさぶたができて、10日前後でかさぶた状になったそばかすが剥がれ落ちて目立たなくなります。

副作用とリスク

照射中の痛みは少なく、治療直後からメイクが可能で、洗顔や入浴もいつも通りできます。

治療後は紫外線の影響を受けやすくなるため、紫外線対策を徹底していただきます。

照射後は、そばかすがかさぶたになって浮いてくるため、より濃く感じますが一時的な反応です。

アキュチップ治療

アキュチップもライムライトと同様、フォトブライトができる光治療器です。ライムライトと比較して照射範囲が狭く、肌への負担が少ないスポット治療を得意としております。銀座肌クリニックではライムライトの追加治療として行っており、アキュチップ単独では治療を提供しておりません。

スポット照射のメリット

照射口が6mm程度と小さく、そばかすだけをピンポイントに照射して、周りの肌色との調整を行います。ライムライトの治療だけではそばかすが残ってしまうときにも、アキュチップで目立たなくできます。照射面積が狭いと肌への負担も少ないので、ダウンタイム中でも生活に支障は感じないでしょう。