医療脱毛とエステ脱毛の違い
同じようなものと考える方も多い「医療脱毛」と「エステ脱毛(美容脱毛)」。
実は、期待できる効果・必要な回数・安全性など様々な違いがあります。
違いをしっかり比べた上で、ご自身に合う方法を納得して選んでいただくために、銀座肌クリニックが詳しくご紹介します。
気になるポイントで比較!
医療脱毛とエステ脱毛の違いについて、まずはポイントごとに比べてみましょう。
医療脱毛 | エステ脱毛 (美容脱毛) |
|
---|---|---|
主な方法 | 医療レーザー脱毛 | 光脱毛(フラッシュ脱毛) |
脱毛効果 | 永久脱毛 | 一時的な除毛、減毛 |
回数の目安 | 平均5~6回 | 10回以上 |
通院回数 | 約1~2年 | 約3~4年 |
費用 | 1回あたりの料金は高いが、少ない回数で完了できるため、結果的には安く済むことがある | 1回あたりの料金は安いが、回数を重ねる必要があるため、結果的に高くなることが多い |
施術者 | 国家資格を持つ医師・看護師 | 資格がなくても施術可能 |
肌トラブル時 | すぐ適切な処置が受けられる | 自分で病院に行かなくてはならない |
脱毛方法・効果の違い
医療脱毛とエステ脱毛では、脱毛方法と期待できる効果が大きく異なります。
永久脱毛の効果を求めるなら医療脱毛
医療脱毛の主な方法は、医療用のレーザー機器を使う「医療レーザー脱毛」です。
毛の黒い色(メラニン色素)に反応するレーザーを照射し、毛を生やす働きを持つ毛母細胞にダメージを与えて破壊します。
この細胞を壊す行為は、医師が常駐している医療機関にしかできない「医療行為」です。
一度壊された毛母細胞は、基本的に復活しません。
ムダ毛処理の必要ない「永久脱毛」の状態を目指せます。
一時的に毛を減らすエステ脱毛
エステ脱毛(美容脱毛)では、「光脱毛」(フラッシュ・IPLとも)と呼ばれる方法で施術を行います。
医療脱毛のレーザーと同じく、毛が持つ黒い色に反応する光を照射しますが、医療機関ではないため、細胞を破壊できるほど強い力は使えません。
何度も照射することで細胞の働きが弱まり、一時的に毛が生えなくなったり、量が減ったりする可能性はありますが、細胞は生き残っているので、時間が経てば復活します。
回数が必要なのはなぜ?
医療脱毛でもエステ脱毛でも、脱毛は1回では終わりません。
完了までの回数はそれぞれ異なりますが、まずは回数が必要が必要な理由をご説明します。
欠かせない「毛周期」の知識
医療レーザー脱毛もエステの光脱毛も、毛が持つ黒い色(メラニン色素)に反応するレーザー・光を照射します。
しかし、1回の施術ですべての毛が反応するわけではありません。
毛には「毛周期」と呼ばれる生まれ変わりのサイクルがあり、成長期→退行期→休止期の順で繰り返しています。
このうち、レーザー・光が反応するのは、メラニン色素を多く含む、成長期の初めの毛だけです。退行期・休止期の毛には反応しません。
成長期の初め(成長初期)の毛に当てはまるのは、脇の場合で全体の30~40%、ひじ下・ひざ上(太もも)では20~30%です。
施術の間隔を空ける理由
退行期・休止期の毛が成長期に入るまでには、時間がかかります。
部位による違いもありますが、1回目の施術時に退行期・休止期だった毛の一部が、成長期に入るまでの期間は、平均1ヵ月半~2ヵ月ほどです。
できるだけ少ない回数で高い脱毛効果を実感するためには、一定の間隔を空ける必要があるのです。
医療脱毛に必要な回数、期間
レーザーで毛母細胞にしっかりダメージを与える医療脱毛の場合、満足できるまでの平均回数は5~6回ほど。期間にして、1~2年です。
実際の回数は部位によって異なり、元々の毛量などによる個人差もありますが、繰り返し受けるごとに毛量の減りを感じていただけるでしょう。
1回あたりの料金はエステ脱毛より高く見えるかもしれませんが、必要な回数が少ないため、総額で比べると安くなることも珍しくありません。
エステ脱毛に必要な回数、期間
エステの光脱毛は出力が弱いため、必要な回数も多く、10回以上、3~4年かけて通うケースが多いようです。
なかには「何度受けても効果を感じることができない」という方も。満足できず、医療脱毛に乗り換える方もいらっしゃいます。
回数が多くなり、通う期間が長くなれば、結果的に医療脱毛より費用が高くなることもあるでしょう。
安全性はどう違う?
ごくまれですが、脱毛の施術によって、やけど・炎症などが起きるリスクがあります。
しかし、その可能性も、万が一起きてしまった場合の対応も、医療脱毛とエステ脱毛では大きく異なります。
医師の管理でリスクを最小限に
医療脱毛で使用するレーザー機器は、安全性が保証された医療機器です。
施術も医師の診断・管理のもとで、たしかな知識と国家資格を持つ医師または看護師が行うため安全です。
医師が常駐しているため、万が一やけどや炎症などが生じてもすぐに適切な処置ができ、肌トラブルのリスクを最小限に留めることができます。
肌が弱い方でも安心
クリニックによっては、敏感肌・アレルギーにお悩みの方なども、医師が診察して問題ないと判断できれば施術可能です。
銀座肌クリニックも、そういった方の脱毛施術を多く経験しています。
エステ脱毛に資格・基準は不要
一方、エステ脱毛で使われている機器は基準が定められていません。
施術を行うエステティシャンにも特別な資格は必要なく、肌トラブルが起こっても処置することはできません。
治療を受けるためには、別途病院に行く必要があります。
このような事情から、元から肌が弱いなど、トラブルのリスクが高い方は施術を断られてしまうこともあるようです。
どうしても気になる「痛み」
脱毛施術による「痛み」を心配されている方も多いでしょう。
エステの光脱毛と比べると、医療レーザー脱毛は出力が強い分、痛みを感じる可能性も高いと言えます。
医療レーザー脱毛の痛みは、輪ゴムで肌を弾かれる程度と表現されることが多いです。
個人差も部位による違いもありますが、ほとんどの場合、我慢できないような強い痛みはありません。ご安心ください。
痛みの心配はクリニック選びで解消
医療レーザー脱毛の痛みの度合いは、使用する脱毛機器の種類や、施術者の技術力によっても大きく変わります。
そのため、特に痛みが心配な場合は、「痛みの少なさ」を重視してクリニックを選ぶことをおすすめします。
銀座肌クリニックでは、痛みを感じにくい脱毛レーザーを採用し、テスト照射や細かい出力調整など、痛みを最小限に抑えながらも、しっかり脱毛効果を感じていただけるよう丁寧に施術を行っています。
納得して選んでいただくために
エステ脱毛と医療脱毛の違いをご紹介してきましたが、それぞれのエステサロン・クリニックによっても、様々な面で違いがあります。
料金だけではなく、ご希望に合ったプランがあるかどうか、使用している機器や施術方法はどうか、通いやすい立地かどうか、院内の雰囲気はどうかなど、比べるポイントは数多くありますが、何を優先するかは人それぞれでしょう。
貴重な時間とお金をかけ、大切なお肌をまかせて行うことですから、ぜひ納得できる場所で施術を受けてくださいね。