「ケミカルピーリングには効果がない?」
「ケミカルピーリングは何に効果があるの?」
ケミカルピーリングは肌の様々な悩みに効果的な美容治療法です。
- ニキビの改善
- シミの軽減
- 毛穴の引き締め
- くすみの解消
- ハリと弾力の回復
ケミカルピーリングは1回の施術でも効果を実感できますが、複数回の施術を重ねることでより高い効果が実感できます。
この記事では、ケミカルピーリングの効果や「効果がない」と言われる理由について詳しく解説します。
ケミカルピーリングで美肌を目指したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ケミカルピーリングは毛穴の引き締めやニキビ跡の改善に効果がある
ケミカルピーリングは、専用のピーリング剤を用いて古い角質を除去し、ニキビの改善や毛穴の引き締めに効果的です。ターンオーバーを整えることで、シミやくすみの軽減、ハリと弾力の回復も期待できます。
効果 | アプローチ方法 | 期待される効果 |
---|---|---|
ニキビの改善 | 古い角質と余分な皮脂を除去し、毛穴の詰まりを解消 | ニキビの発生を抑え、クリアな肌に |
毛穴の引き締め | 毛穴の汚れや角栓を取り除き、引き締め効果を発揮 | 毛穴の目立ちが減り、滑らかな肌に |
シミの軽減 | ターンオーバーを促進し、メラニン色素を排出 | シミやくすみが薄くなり、明るい肌色に |
くすみの解消 | 古い角質を取り除き、肌表面を滑らかに整える | 肌の透明感が増し、明るい印象に |
ハリと弾力の回復 | コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進 | 肌がふっくらし、ハリと弾力がアップ |
ケミカルピーリングの効果は、個人の肌質や施術頻度によって異なりますが、適切な方法で継続的に行うことで、効果を実感することができます。
ただし、間違った施術やケア不足が原因で「効果がない」と感じるケースも少なくないため、専門医による診断とアフターケアが重要です。
参考:ケミカルピーリング|公益社団法人日本皮膚科学会 https://www.dermatol.or.jp/qa/qa25/index.html
ケミカルピーリングの効果がないと言われる理由を解説
ケミカルピーリングの効果を感じられない理由として、以下のようなことが考えられます。
自分の肌状態と治療方法があっていないため
ケミカルピーリングは、すべての肌トラブルに効果があるわけではありません。
毛穴の引き締めやニキビ跡の改善に効果的な治療法ですが、自分の肌状態に合わない治療方法を選んでしまうと、「効果がない」と感じることもあります。
特に以下のような肌状態や悩みがある場合、ケミカルピーリングでは効果が得られにくいことがあります。
・深いニキビ跡(クレーター状の跡)
・真皮層まで達する深いしみ
・極度に敏感な肌
施術を受ける前に医師と相談し、自分の肌の悩みや状態に合った治療法を見極めましょう。
効果を実感するには複数回の施術が必要なため
ケミカルピーリングの効果を実感するには複数回の施術が必要です。
ケミカルピーリングは肌のターンオーバーを促すことで、毛穴の引き締めやニキビ跡、くすみの改善を目指す治療法ですが、肌の再生には時間がかかるため、複数回の施術を通じて徐々に効果が現れる仕組みです。
一般的には、3〜5回の施術を行うことで肌の改善を感じることができるとされていますが、個人の肌質や悩みによって必要な回数は異なります。
もし1回目の施術後に思ったような効果が得られなくても、焦らずに継続することが大切です。
ケミカルピーリング後のケアが不十分なため
ケミカルピーリングの効果を最大限に引き出すためには、施術後のアフターケアが欠かせません。
ケミカルピーリングを受けた直後の肌は、角質が取り除かれた状態で、外部の刺激に対して非常にデリケートです。そのため、紫外線や乾燥などの影響を受けやすく、ケア不足によって肌がダメージを受けてしまうことがあります。
特に、施術後の紫外線対策が不十分だと、バリア機能が低下している肌にメラニンが過剰に生成され、シミや色素沈着の原因となる可能性が高まります。
また、保湿ケアが不十分な場合、乾燥や肌荒れを引き起こし、施術効果が感じられないことも少なくありません。
ケミカルピーリング後には、日焼け止めクリームの使用や帽子、日傘の活用などの徹底した紫外線対策と、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含むスキンケア製品を使ってしっかりと保湿ケアを行うことが大切です。
ケミカルピーリングの仕組み
ケミカルピーリングにはさまざまな種類がありますが、ここではサリチル酸ピーリングの仕組みについて解説します。
サリチル酸は酸性の化学薬剤のひとつで、肌表面に付着した汚れや古い角質などを溶かし落とすピーリング剤としてよく用いられています。ピーリングはこの薬剤作用で肌のターンオーバーを人工的に起こし、素肌の魅力を引きだす治療です。
肌の奥深くでは新しい細胞が次々とつくられていて、肌表面へと押し上げられています。押し上げられてきた肌細胞がやがて一番外側にきて剥がれ落ち、また次の新しい肌へと生まれ変わる現象を「ターンオーバー」といいます。
通常、28日程度かけて行われるターンオーバーは、周期が遅れたり早まったりすると古い角質が溜まって厚みが増し、私たちの肌の悩みを引き起こす要因になっているのです。
ターンオーバーは20代以降になると、年齢を重ねるたびに少しずつ遅くなっていて、日々のストレスや乱れた生活習慣などでホルモンバランスが崩れると、乱れやすくなります。
ケミカルピーリングでターンオーバーの働きを助けると、肌表面のバリア機能が整い、肌荒れの予防やニキビの改善など肌にとっていいことづくしです。
ケミカルピーリングで効果を出したいなら美容クリニックがおすすめ
効果の高さやスピードを求めているなら、セルフケアではなく皮膚の知識や美容施術の経験も豊富な美容クリニックで治療を受けるのがおすすめです。アフターケアも充実していて、肌への負担を抑えながら効率よく美肌へと導いてくれるでしょう。
サリチル酸ピーリング治療
クリニックで用いられているピーリング剤は、ニキビなどの治療やシミの改善に必要な濃度が配合されています。肌が敏感な人こそ医師に肌の状態を診てもらい、適切なピーリング剤を選んでもらいましょう。
銀座肌クリニックではサリチル酸によるケミカルピーリングを行っております。レーザーやヒアルロン酸注入のように劇的に変化する治療ではなく、ナチュラルな変化が魅力で、ほかの美容施術とも併用しやすいのが特徴です。サリチル酸が角質層にのみ作用し、時間をかけてゆっくりとキメの細やかな透き通った肌へと仕上がります。
当院では顔と背中(半分・全体)への施術が受けられます。1回だけでも受けられますが、肌への変化をしっかりと感じられる5回コースがおすすめです。レーザーや光とは異なる層にアプローチするため、同じ日に施術して相乗効果も見込めます。
カウンセリングでお悩みと肌の状態から適したプランとアフターケアが分かったら、輝くようなツヤ肌で心も弾む毎日を手に入れましょう。
イオン導入との併用がおすすめ
即効性がないケミカルピーリングではやく効果を感じたいなら、ほかの美容施術や治療と併用しましょう。
肌荒れ・ニキビ改善や美白がしたいなら、ケミカルピーリングと同じ日にビタミンCのイオン導入がおすすめです。ケミカルピーリングをした直後は古い角質が取り除かれていて、ビタミンCなどの美容成分が吸収されやすい状態になっています。さらにイオン導入で有効成分をたくさん深層部に届けることが可能です。
ビタミンCには毛穴を引き締めて皮脂の量をコントロールしてニキビができにくい肌に整え、さらにコラーゲンの産生を促してハリや潤いを与え、ホワイトニング、肌荒れ改善効果なども期待できます。
アフターケアで効果を高める
刺激に敏感な肌や乾燥肌へのピーリングは肌荒れのリスクが高く、刺激から肌を守ろうとしてもセルフケアでは不十分なこともあります。
美容クリニックなら医師の肌診断から適したピーリングの方法を知れ、スキンケアに使用するアイテムや方法も教えてもらえます。セルフケアではできない肌のコンディションを整えることができ、ピーリング治療の効果をしっかりと感じられるでしょう。
まとめ
ケミカルピーリングは、毛穴の引き締めやニキビ跡の改善に効果的ですが、正しい治療法とアフターケアが重要です。
効果を感じられない場合は、施術方法や頻度、アフターケアを見直してみましょう。
美容クリニックでの施術を受けることで、自宅では得られない効果を実感できることも多いため、専門医の診断を受けることをおすすめします。