繰り返すニキビや肌荒れにお悩みのあなた。お肌は日々の食事やスキンケアでつくられますが、セルフケアだけで効果を実感できないときはダーマペンを受けてみませんか?ダーマペンはニキビや毛穴、肌のハリなどさまざまな肌の悩みにアプローチします。ダーマペンにはダウンタイムがあるため、施術ごとのダウンタイムの経過について正しく理解し、ダウンタイムを短くするための過ごし方を実践しましょう。
ダーマペンでダウンタイムはなぜ起こる?
ダーマペンは直径0.02mmの極細の針で肌に小さな穴を開け、無数の傷をつくる施術です。身体が傷を治そうとする自己治癒能力が高まり、皮膚の組織が修復される過程で新しい肌細胞がつくられることで肌が生まれ変わります。
ダウンタイムは、細胞が再生して傷を修復する期間です。細胞が再生する働きを活性化させるために血流が一時的に活発になり、肌のターンオーバーが促されるなど急激な変化によって赤みや腫れなどさまざまな症状が生じるのです。
ダーマペンのダウンタイムで起こる症状
ダーマペンのダウンタイムには、さまざまな症状が見られます。
- 赤み
- 発疹
- かゆみ
- 腫れ
- 皮むけ
- 内出血
など
とくに赤みや腫れ、内出血は頻発しますが、ダウンタイムの期間や症状の出方は、肌が受けたダメージの強さによって異なります。
たとえば、施術の内容や施術に用いるダーマペンの種類、施術者の腕、もともとの肌質などは、それぞれがダメージの大きさに影響しており、ダメージが強すぎると色素沈着や傷跡ができることも。
ダーマペンにはいくつかの種類があり、新型のダーマペン4は従来のダーマペンよりも肌へのダメージが少ない施術が可能です。
また、ダウンタイムに大きく関係しているのは施術時の針の深さや刺し方です。肌に対して適切な施術ができると、ダウンタイムが短く、症状も軽く済みます。
クリニックの医師や看護師は肌の構造を熟知しており、肌質や厚みに合わせて針の深度を調節して適切なダメージを与えています。しかし、自分で行うセルフダーマペンは、肌へのダメージが強すぎてダウンタイムの症状が強く出たり症状が長引いたりするリスクが高いため十分な注意が必要です。
ダウンタイムの期間と経過

ダーマペン施術直後は、針を刺したところから多少の出血が見られますが、針を肌に刺す施術では珍しいことではありません。
それよりも、赤みや腫れが全体的に強く出ることに不安を感じる方も多いでしょう。しかし、これらの症状はたいてい2~3日で治まり、施術の次の日からメイクで隠すことができます。また、内出血が生じた場合は、7~10日程度も経過すれば自然に消えるなどが、ダーマペン施術による一般的なダウンタイムの経過です。
ダーマペンでは肌のお悩みに合わせて針の深度を調節しますが、これによりダウンタイムの経過や症状の出方が少し変わります。針が短い施術だと肌へのダメージが少なく、ダウンタイムの期間が短くて症状も軽いです。逆に、針が長い施術だと肌の深くまで傷がつくため、ダウンタイムが長く症状も強く出る傾向にあります。
ニキビへの施術なら2日程度
肌質改善や美白をしたいときには、表皮(0.2mm以上の深さ)に施術します。浅い施術はダメージが少なく、腫れや赤みも比較的早くから引いていきます。
赤みや腫れは、肌の損傷を治すための一時的な血流増加によって生じている反応です。施術直後から施術当日中はとくに症状が強く出ますが、時間の経過とともに徐々に気にならなくなり、2日もすればスベスベ肌です。
毛穴や小じわへの施術なら3~4日
毛穴の開きや肌の弾力がお悩みなら、真皮(0.8mm以上の深さ)に施術します。針の侵入層が深くなることでダメージも強くなり、強い腫れや発疹、ヒリヒリとした刺激のような痛みを感じることもあるでしょう。
しかし、3日もすれば強く出ていた症状も段々と和らいで気にならなくなってきます。肌深部の傷が治る過程で、軽い皮むけやかゆみを生じることもあります。
クレーターや傷跡への施術なら1週間程度
ニキビ跡や傷跡には皮下組織(1.5mm以上の深さ)への施術が必要です。皮膚の奥深くまで針を刺しこむため、神経の近くを刺激してチクチクとした痛みを感じやすくなります。麻酔クリームを使用すれば、施術中のストレスが緩和されるでしょう。
赤みや腫れは3、4日で治まることがほとんどですが、その後にかゆみや皮むけが生じます。施術から1週間もすれば、ターンオーバーによる皮むけも落ち着いて、ざらつきやデコボコ肌もつるんとした肌になるでしょう。。
ダーマペンのダウンタイム中の過ごし方や注意するポイント

ダーマペンを受けた後の過ごし方やスキンケアのポイントについて詳しく説明します。
施術直後から3日は注意!
施術直後から2~3日は、傷が修復できておらず刺激に敏感な状態です。赤みが強く残っている間は、まだ炎症が落ち着いていません。肌を刺激しないよう、血行が良くなる行動は控えましょう。
また、肌のバリア機能が回復するのを助けるためにも、保湿や洗顔、メイクでも肌への刺激を極力なくすように気を付けます。
入浴・飲酒・運動は控える
施術当日でも、水が顔にかからないように注意すればシャワーで身体を洗ってもかまいません。ただし、血行が促される入浴、そして飲酒は控えます。
全体的に赤みが引いても、かゆみや皮むけなどが続いている間は炎症を助長してしまう可能性を考えて、運動量は軽くして入浴時間も短くするなど工夫をしましょう。
保湿のコツ
ダウンタイム中の保湿は、水分を補充するローションだけでは不十分です。乳液やクリームで油分も与えましょう。
保湿は入浴後すぐに行い、ローションで肌に水分をたっぷりと与えて、乳液やクリームで水分が逃げないようにフタをするイメージです。
コットンでパッティングすると肌の刺激になるため、素手でそっと押し込むハンドプレスで保湿します。
ダウンタイム中のスキンケアのポイント
ダウンタイム中は、いつも使っているスキンケアアイテムでも刺激を感じることがあります。赤みが残っている期間は肌のバリアが上手く機能しておらず、刺激に対してとても弱い状態です。
化粧品類や洗顔料のなかには健康な肌にも刺激を与える成分が含まれていることがあり、施術後の仕上がりにも影響します。肌が落ち着くまでは、敏感肌用や高保湿成分が配合されたアイテムを選びましょう。クリニックによっては、施術後に使いやすいアイテムを紹介してくれることもあります。
いつものスキンケアに戻すなら、赤みやかゆみなどか治まった3日目以降が目安です。
紫外線対策は念入りに
ダーマペンを施術した後は、いつもよりしっかりUVカットをして肌を刺激から守りましょう。紫外線は健康な肌でさえ炎症を起こします。
また、紫外線を浴びると、真皮にあるメラノサイト細胞が活発に働いて、メラニンを大量につくり出します。せっかく美白効果が期待できるのに、紫外線を必要以上に浴びてしまったことでターンオーバーを乱して色素沈着やシミをつくってはもったいないです。
ダーマペン後のUVクリームにはノンケミカルがおすすめです。洗顔料で落とせるうえ、敏感肌にも使いやすい処方になっていて肌への負担も少なくすみます。紫外線ダメージを防ぐには直射日光を避けるのも有効です。帽子や日傘も活用して上手く紫外線対策を行いましょう。
ダーマペンのダウンタイムを短くしたいなら

忙しいときにはダウンタイム中のケアもままならないときがあるでしょう。そういったときにでも、針の深度が浅い施術ならダーマペン後の症状も軽く、気軽に施術を受けられます。しかし、もっと確実にダウンタイムを短くして症状を軽くしたいなら、施術を受けるクリニック選びが重要です。
ダーマペン4を導入している
ダーマペンにはさまざまな種類があります。市場で出回っているダーマペンは、誰でも購入して使用できますが、針の動きや調節の精度が低いです。
医療用ダーマペンは、医師や看護師など医療従事者にしか扱えませんが、高度な性能で繊細な施術ができます。とくに新型のダーマペン4は、肌に対して針を垂直に抜き差しする精密な動きで肌への負担を抑えた施術を可能にします。
ダーマペンの実績がある
ダーマペンの症例数が多ければいいというわけではありませんが、医師や看護師も実際に施術をしてその経過から学ぶこともあります。
同じ施術でも肌質ごとに受けるダメージは異なります。ダーマペンの施術経験が豊富な医師や看護師に担当してもらえると、何かしら肌に異常が見られたときにもいち早く気づいてもらえるでしょう。
アフターフォローが充実している
施術後のアフターフォローで、施術を受けた肌の負担を減らして回復を促すことができれば、仕上がりの美しさをより引き立てられます。ケアが上手くいくとダウンタイムが短くなり、肌の回復力もアップするでしょう。
親身になってくれるスタッフがいると、気になることを気軽に相談できて心強いですね。
ダーマペンのダウンタイムが気になる方はクリニックで相談を
ダーマペン施術後の赤みや皮むけなどの症状をできるだけ軽く抑えたいという方は、経験豊富な美容クリニックに相談することをおすすめします。
ダーマペンを購入してセルフで行っている方もおられますが、市販の道具では効果を出せないようにつくられています。むしろ、肌への負担の方が強く出て、ダウンタイムが長引いたり症状が悪化したりする可能性が高くなります。
銀座肌クリニックではダーマペン4を用いており、ダウンタイム中の経過やスキンケアの説明をていねいに行い、施術後のダウンタイムを安心して過ごせるようにしております。敏感肌やアトピー肌でも、肌を美しくしたいという願いを叶えます。ダーマペンのことなら銀座肌クリニックにお問い合わせください。